自然エネルギー（太陽光発電、植林、国連認証排出権）の環境認証ならGSL

ローカルエネルギーとは、地域に分散して存在する小規模なエネルギー源のことである。風力や小水力、雪氷利用、バイオガスなど自然エネルギーを利用した再生エネルギーが多く、それぞれの地域がもつ特性に合ったさまざまな技術が利用されている。地域内で生産され、消費される点が大きな特長であり、今から 30 年前、1970 年代後半から注目され開発がすすめられており、新しいものではない。
日本では、省エネルギー推進と再生可能エネルギー開発を同時にはたす「ローカルエネルギーシステム」の開発が行われている。特に IT 技術や通信技術の進歩に伴って、「スマートグリッド」など革新的な技術開発が「ローカルエネルギー」の利用を拡大し、次世代型の「ローカルエネルギーシステム」が構築されようとしている。また、地域の農林水産業や地場産業、中小企業のビジネスチャンスを拡げ、収益機会を提供する可能性も大いに期待されている。
さらに、ローカルエネルギーシステムは、アジアをはじめとした発展途上国への技術協力などに有効である。現に国際協力機構は、地熱発電開発の提案、現地企業へバイオマスの環境技術の紹介、再生可能エネルギーを利用した中小企業の省エネ対策支援、太陽電池分野の人材育成支援、水力発電プロジェクトの技術支援などが世界各国で取組まれている。