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グリーン電力証書とは自然エネルギーにより発電された「電気」から「環境価値」を切り離し、証書化して取引する仕組み。「環境価値」とは化石燃料の代わりに自然エネルギーを用いて発電することによるCO2排出量削減などの環境負荷軽減分の価値である。
グリーン電力証書の仕組みができた背景には、相対的に環境負荷が小さい自然エネルギーの発電単価が石炭・石油火力や原子力発電などに比べて高いという問題がある。発電事業者は証書によって集まった資金を発電設備の維持に充てることができる。一方企業や市民はこの証書を購入することで自然エネルギー発電設備を持たずに自然エネルギーの普及に貢献できる。 国内のグリーン電力証書取引は、平成12年11月に開始され、平成21年には発行量が2億キロワットアワーを超えた。